『交渉人 真下正義』 | ぷち映画紀行♪

『交渉人 真下正義』


交渉人 真下正義



昨日TVでやってました。

二度観たことあるんで、あえて真剣には観ませんでした^^;

理由は後ほど。


さっそく評価から、

★★☆☆☆☆☆☆☆☆ (10段階)


やっぱダメダメでした。

(好きな方悪しからず・・・)


普段イマイチな映画で、何が悪かったんだろ?って悩むことがあるんですけど、

この映画に関しては説明できそうです。



1.タイトルが悪い


交渉人?

どこが交渉人なんですか?


交渉人vs犯人をメインに描きたいなら、もっと駆け引きを繊細に描いて欲しいです。

犯人が真下(ユースケ・サンタマリア)の鎌掛けに引っかかるシーンも稚拙ですしね。

お互いに「頭使ってるな~」って箇所が見当たりませんでした。


交渉人vs犯人を監督が重視していないなら、尚更タイトルが意味不明です。



2.犯人確保は?


新宿シンフォニーホールが無事で、雪乃さん(水野美紀)も無事で一件落着♪

っておかしいでしょ!!


真下~!犯人確保は!?

犯人が現場付近に居ることは想定できていたんだから、爆弾不発にできて次にすべき事は犯人確保でしょ。

真下さん。どう見ても失敗ですよ?



3.不謹慎な真下


2にも関わってきますけど、残念ながら犯人に自殺されちゃいました。

警察にとっちゃ後味悪い展開ですよね。


なのに同じ日に・・・・プロポーズ?????


ここで私、この監督は人間を全く描けてないと感じました・・・・



4.前後の食い違い


序盤に犯人のプロファイリングをしていた時に、

「性別不明」

って言っていたんですけど、その後すぐに真下が、

「彼・・・・・(略」

って言い切っていたのが意味不明。


そこで誰かが、

「どうして男だって分かるの?」

ってツッコミがあれば、例え勘であれ何であれ良かったんですが。




とまぁ、色々あるんですけど、

私自身決して『踊る~』シリーズが嫌いなわけじゃないだけに結構ショックです。

むしろTVドラマの『踊る大捜査線』はかなり好きな部類です。


『踊る~』シリーズの人気の一つにキャラの個性が豊かってのがあると思うんですけど、

今回キャラが光ってたのは、寺島進 演じる木島さんだけでした。


彼と脇線の使い方に2点献上。



2005年の邦画興行収入のBEST3か~。

そういう意味じゃ成功したんでしょう。

ただ、こういう風に映画は作っていけばいいんだ~!

と映画人には絶対思って欲しくない映画でした。